リカルド・フィリペ・ロペス・ダ・シルバによるブランドアイデンティティ「オリベイラ・アルメイダ」は、法律事務所の日常業務からインスピレーションを得ています。法律の解釈や具体的なケースへの適用、証拠の収集、公的記録や他の法的記録の調査など、これらのプロセスは組織的な規律を必要とします。その象徴として選ばれたのが、紙をまとめるクリップです。
この法律事務所は、顧客に効果的な解決策を提供するために、価値ある法的証拠をまとめるという使命を持っています。ブランドの価値をより具体的に表現するため、ロゴには品位を表すネクタイと、紙をまとめるだけでなく秩序を象徴するクリップが組み合わされています。これらの要素は弁護士の日常生活に存在し、日常的なデバイスに変えることで、ブランドが顧客の記憶に残るようになります。
このプロジェクトは、ベクトルとフォトモンタージュの品質を保つために、Affinity DesignerとAffinity Photoで設計されました。ロゴデザインは、最も調和のとれた方法で現れるように、ゴールデンラティオのルールに基づいて構築されました。製作段階では、デザインはRGB、CMYK、パントンカラーで提供されました。ネクタイ型のクリップは真鍮で作られています。
一般的に、法律事務所は正義の天秤、剣、古典的な建築要素などのシンボルを多用します。しかし、これらのシンボルやビジュアルアイデンティティを超えて何かを創造することで競争から抜きん出ることが必要となりました。その結果、クライアントがブランドと実際に体験を共有するためのネクタイ型クリップの製造が生まれました。その上で、全てのメディアやオフィスツールに適用されたカラーパレットが、ロゴがなくてもターゲットオーディエンスがブランドを認識するように、ブランドの見た目を強化します。
このデザインは、2022年にA'グラフィックス、イラストレーション、ビジュアルコミュニケーションデザイン賞のアイアン賞を受賞しました。アイアンA'デザイン賞は、プロフェッショナルで産業要件を満たすような設計、実用性、革新性に対して授与されます。業界のベストプラクティスと適切な技術特性を統合し、満足感とポジティブな感情を提供し、より良い世界に貢献することが評価されます。
プロジェクトデザイナー: Ricardo da Silva
画像クレジット: Image 5: Photographer Luke Michael, Angel holding round wreath statue, 2017.
プロジェクトチームのメンバー: Ricardo da Silva
プロジェクト名: Oliveira Almeida
プロジェクトのクライアント: Oliveira de Almeida Advogados